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令和四年度 施餓鬼会

浄光寺檀信徒の皆様へ

6月12日 コロナ渦で令和4年度 施餓鬼会を厳修することが出来ました。
ご参加されました皆様、および本日施餓鬼会にご協力して頂きました皆様に感謝致します。
本年は新盆の方および総代様のみ本堂での法要に参加して頂きました。                                                      本日欠席された方には随時、郵送にて関係資料を発送させて頂きますので、今しばらくお待ちください。

     

ここで施餓鬼会のご説明をさせて頂きます。

お釈迦様のお弟子様である阿難尊者(あなんそんじゃ)が瞑想の中で、口から火を吐く恐ろしい餓鬼が現れ「お前は3日後に死んで、我々と同じ恐ろしい餓鬼道に堕ちる。」と言われました。阿難尊者は、お釈迦様に救いの方法を求めたところ、「その苦から免れたければ、三宝(仏・法・僧)に供養しなさい。そして無数の餓鬼たちに食べ物を施し、その功徳により餓鬼も救われ、お前も救われるだろう。」と説かれました。

お念仏の教えに出会い、念仏行を実践したご先祖さまは間違いなく阿弥陀さまのお導きによって極楽浄土に往生されています。その一方で、お念仏に出会えなかったものは、餓鬼の世界に生まれ変わっているかもしれません。浄土宗のお施餓鬼は、そのような方々とお念仏との縁を繋ぎ、極楽浄土に往生してもらうため、そして、餓鬼を供養することによって得られる功徳を、極楽浄土にいるご先祖さまや大切な方に振り向けるためといえます。
また、私たちがお施餓鬼を勤めることは、〝布施の修行〟ともいえます。
一般的に「布施」というと、お寺や僧侶に対するいわゆる「お布施」を思い浮かべる方も多いでしょう。しかし、本来は人のために、自分にできる行為、あるいは物などを施す行いで、仏教が大切とする実践の一つです。
つまり布施をすることは言い換えれば、他を生かし(利他)、自らを育む(自利)〝思いやり〟の気持ちを育むことです。
お施餓鬼の際には、ご先祖さまへの供養の思い、そして布施をすることの意味を心に掛けつつ、足をお運びください。

浄土宗公式HP https://jodo.or.jp/newspaper/news/1698/