Image

令和七年度盂蘭盆会

酷暑の候、檀信徒の皆様には益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。
去る令和7年8月15日、当山にて盂蘭盆会を厳修し、檀家様ならびに
足立メモリアルガーデン(霊園・有期限墓地・樹木葬)の信者様等、30名程の皆様と共にお念仏を
お唱えしご先祖様の供養をいたしました。

   

浄光寺に残る戦争の記憶

昭和20年5月、足立区入谷町の水田に米軍B29爆撃機が墜落しました。炎を吹きながら落下した機体は大爆発を起こし、搭乗していた兵士2名が命を落としました。
浄光寺の住職・大島祐成上人は、敵味方を問わずその霊を弔い、墓標を建てて供養を行いました。今もその残骸の一部は郷土資料館に残され昭和56年には「慰霊桜(レーガン桜)」が植えられ、平和への祈りを象徴しています。

さらに、浄光寺には日露戦争から太平洋戦争にかけて戦没された方々の霊が祀られています。
戒名には「勇」「忠」「報国」といった文字が並び、当時の軍国主義的な時代背景を映し出しています。

戦没者の英霊(年代順)
1.花井喜三(享年22)
戒名:旅順院忠譽喜三居士
明治37年(1904)12月3日殉死(日露戦争)花井廣之(享年25)
2.戒名:忠良院廣譽報国居士
昭和18年(1943)12月25日戦死花井五郎(享年30)
3.戒名:報國院勇譽純忠居士
昭和19年(1944)7月8日殉死(海軍水等小兵)花井義治(享年22)
4.戒名:盡尽院薫譽勇戦居士
昭和19年(1944)7月18日戦死花井信由(年齢不明)
5.戒名:儘忠院勲譽大原信風居士
昭和19年(1944)10月24日戦死(陸軍野砲兵兵長)花井平次郎(享年39)
6.戒名:忠良院勇譽報国居士
昭和21年(1946)2月3日戦死
7.花井寛(没年不詳)
墓碑のみ(昭和51年に花井はる氏が建立)

戦争を歌う、現代の声

時代は移り変わり、戦争を直接体験した世代は少なくなりました。しかし現代でも「戦争」をテーマに語り継ぐ人々がいます。
人気ラッパーZORNさんとZeebraさんがNHKスペシャルで披露した「戦争を歌う」姿は、多くの若い世代に衝撃と共感を与えました。
音楽という形で平和の大切さを問いかける姿勢は、浄光寺が長年祈り継いできた供養の心とも重なります。
https://www.nhk.jp/g/music/blog/fc_wcfh3wzcw/

平和を祈り継ぐために戦没者の御霊を慰めることは、過去を振り返るだけでなく、未来への祈りでもあります。
浄光寺では、時代を超えて語り継がれる声を響き合わせながら、「二度と同じ悲しみを繰り返さない」ための祈りを続けてまいります。